え?!カラコンのパッケージの表の商品名と裏の販売名が違うんですけど?

え?!カラコンのパッケージの表の商品名と裏の販売名が違うんですけど?

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今日は、誰しもふと疑問に思ったことがあると思う、この「パッケージ裏の販売名とパッケージ表の商品名の違い」についてまとめてみたいと思います。

カラコンのパッケージを眺めていると気付くこと

コスメ商品のパッケージって結構オシャレだったりするから、眺めているだけで楽しいですよね!

チラっとカバンの中を見られたときに、「え?そのオシャレな箱なに??」って友達に言われたりなんかしたら、テンション上がっちゃったり♪

そんなこともありつつ、お店で楽しくパッケージを手に取りながらカラコン選んでいるとふとよくわからないことが出てきたりすると思います。

その1 ~商品名がよくわかならない~

アネコンレディドールのパッケージ表

例えば、このAneconというカラーコンタクトレンズのパッケージ*を見ると、ロゴが結構オシャレで筆記体の英語で書かれていたりして、

  • 英語っぽいけど、もはや「a」なのか「b」なのか「c」なのかレベルでよくわからない・・・
  • アルファベットは読めたんだけど、なんて読むのかよくわからない・・・

って思っている人多いと思うんですよね(苦笑)

間違って読むと恥ずかしいから、注文する時も、「コレ下さい―」って済ませちゃったり。。。

ちなみに、このAneconは「アネコン」って読みますMotecon(モテコン)というカラコンのお姉さん向けのシンプルなデザインが評判のコスパ抜群カラコンが「Anecon Otona Mnthy(アネコン オトナマンスリー)」なんです。もともと一年タイプで爆発的人気を誇っていたブランドなのですが、2015年にリニューアルして一ヶ月タイプとして再登場しました。パッケージもカラー別に違うのでとてもオシャレですね。

その2 ~パッケージの裏の名前と表の名前が違う~

引き続きこのAnecon(アネコン)を例に出していきますが、パッケージの裏面を見ると以下のようになっています。

アネコンレディドールのパッケージ裏

あれ?」と思う方はいらっしゃると思います。

Aneconのパッケージの表と裏を比較すると次のようになっていますね。

Viewmパッケージ比較

場所 名称
表面 オシャレに「Anecon
裏面 クリアシーン

どっちがホントの名前やねん!!

とツッコミたくなると思います。

というわけで、「その1 ~商品名がよくわかならない~」という方はどうしようもないのですが、「その2 ~パッケージの裏の名前と表の名前が違う~」のほうは、なんだか気になってしまって私は夜も眠れないようになってしまったので、必死に調べました。なので、それを書いていきますね。

パッケージ裏と表の名称の違いは?どっちがホントの商品名なの??

結論からいくと、以下のような違いがあるものの、

場所 名称分類 概要
表面 愛称 販売元が販売用に考えた名称(ブランド名/レンズ名)
裏面 販売名 医薬品医療機器等法で厚生労働省が管理している医療機器としての名称

パッケージ表の愛称もパッケージ裏の販売名もどちらもホントの名称なのです。

裏面の名称の「販売名」とは

パッケージ裏に注目すると、高度管理医療器と書いてあるのがわかりますね。

Viewmのパッケージの裏をみると「高度管理医療機器」と書いてある写真

医療機器とは、その名通り医療用の機器なのですが人のカラダに影響を与えるものなので薬事法で国がしっかり管理するように決めらているものなのです。、医療機器は、リスクによって三つに分類されています。

分類 リスク
一般医療機器 リスクが極めて低い
管理医療機器 リスクが比較的低い
高度管理医療機器 リスクが高い

というわけで、カラコンに限らずコンタクトレンズは、眼に悪影響を与える危険性があるので、リスクが一番高いものとして製造と販売に国がしっかり規制を行っているんですね。

そして、パッケージ裏に書いてある「販売名」とは、この医療機器を厚生労働省が管理するために、メーカーに製造販売の許可を出したときに識別する名称で、メーカーが許可申請時に提出書類に記入している名称なのです。

ちなみに蛇足ですが、この「高度管理医療機器」という標記がないカラコンは、海外直輸入の商品で、厚生労働省の品質基準のチェックが行われていない商品なので、その使用は完全に自己責任となりますので、注意してくださいね!

なぜ、パッケージの裏にこういう形式ばった情報が書いているあるかというと、高度管理医療機器を販売する上ではパッケージにこれらの情報を載せるように厚生労働省から指導されているからなんですね。(詳細は、カラコンの「取扱説明書」と「添付文書」の違いって?という記事でも説明しているので参考にしてください)

表面の名称の「愛称」とは

パッケージ表にある名称はいわゆるブランド名になります。発売元が、その商品をユーザーからどのような印象/イメージでとらえてほしいかを示すためにつけられます。

ちなみに、「厚生労働省に届けを出している販売名と違う名前を勝手につけてはいけないのでは?」という疑問がわいてきますが、以下の通り、「総合的に見て誤認の恐れが内場合は別に愛称をつけてもよい」という通知が厚生労働省から出されてるんです。

1 「1 名称関係」について
広告の前後の関係等から総合的にみて医薬品等の同一性を誤認させるおそれがない場合において、販売名についてさらに略称又は愛称を使用することは差し支えないものとする。 昭和 55 年 10 月 9 日 薬監発第 121 号 「医薬品等適正広告基準について 」

「販売名」とは別の「愛称(ブランド名/レンズ名)」がつけられる理由とは?

そもそも、国に提出している書類の販売名とは別に「愛称」をつけること自体、混乱が起きそうなので、「わざわざそんなことしなくてもよくない?」って思うのですが、わざわざ別に愛称(ブランド名)をつけるのは以下の理由/経緯によるものだと今までの経験などから考えています。

  • 製造元(製造販売元)と発売元が違うため
  • ユーザーに喜んでもらいたいブランド名、シリーズ名、レンズ名を付けたいため

なお、このトピックについて下記に明文化された情報を見たことがありませんので、私の独自の考えであることに注意してください。

「製造元(製造販売元)と発売元が違う」場合に「販売名」と「ブランド名」が異なる理由

製造販売元と発売元の違い

カラコンの多くは、以下の二つ仕事をする会社が別々の場合が多いです。

業務区分 概要
製造販売元 ほとんどが輸入なので輸入元。品質管理など実際に製造される工場を監督する責任にある。レンズに問題がある場合ここが賠償や回収などの費用を負担する。
発売元 一般消費者に販売する。レンズデザイン決めて、在庫たくさん抱えて、広告・宣伝費用を払って営業活動をしたり、ユーザーからの問い合わせ対応など、販売活動を行う。

度々例示しているAnecon(アネコン)の場合は、以下のようになっています。

ビュームのパッケージ裏には製造販売としてInnva Vision株式会社、発売元として株式会社アイセイと書かている写真

業務区分 企業名
製造販売元 株式会社フロンティアステージ
発売元 株式会社スウィート

「製造販売元」と「販売元」というのは、薬事法という医薬品/医療機器に関する法律に定義されている言葉です。

普通のクリアレンズの場合は、「製造販売元」というのがいわゆるメーカーで、販売元はコンタクトレンズ専門店のような小売店であることが多いのですが、カラコンの場合は、その間に、一つのブランドを専門的に扱って営業活動を行う会社がもう一つの販売元(発売元)として入っていることが多いんですね。これは、カラコンがファッション要素が強く、ブランディグを中心としたモデルの起用やイメージ戦略が重要であるために、自然と製造販売元と発売元が異なる企業が担当する形態が主流になったんだと思います。(もちろん、製造販売元と発売元が同じカラコンもたくさんあります)

レンズの審査にかかる時間とブランドコンセプトを決める時間が異なる

カラコンは日本では販売するときには、製造するカラコンの品質や設計等について国に審査を受けて認可を受ける必要があります。このように、カラコンの製造における国の審査には時間がかなりかかると言われております。

一方で、一般のクリアレンズと違い、ファッション要素の強いカラコンは、商品名の響きやそこから想像されるイメージなどの重要性が大きく、ブランドコンセプトの決定から、具体的なブランド名やレンズ名の決定まで時間をかける必要があり、特に最終的にブランド名を決定するには勇気がいることなかなか決められないということがあります。

この両方の作業を同時並行で行おうとすると、製造販売元はとりあえず国の審査用の「販売名」を決めて、審査に入ってもらってしまい、発売元はじっくりと販売名を決定するという作業を行うという流れになります。

実際には、この傾向が極端になり、発売元は、製造販売元が予め国の審査の通り認可済みの規格の「販売名」を利用して、その認可の範囲内でレンズデザインなどを独自のものにした商品を企画し、販売する状況になっているのだと思います。(製造販売元と発売元が違う場合でも、しっかり練り練られたブランドは、販売名もブランド名も同じになっており、ケースバイケースという点に注意してください)

「ユーザーに喜んでもらいたいブランド名、シリーズ名、レンズ名を付けたい」場合に「販売名」と「ブランド名」が異なる理由

こちらの理由は先ほどの理由と多少重複するのですが、

  • 国の審査基準にレンズデザインに関する明確な基準がなく、レンズ名が自由に決められる
  • カラコンはその他の医療機器と違い、カラー別に名称が付与される

ということから生じる状況が背景にあると思います。以下、二つの例を上げます。(なお、国の審査基準には、レンズデザインに関する基準はありませんが、着色成分に関する基準はあります。ホントに万一の液漏れした場合に備えて、毒性のある成分は使えません)

エンジェルカラーの場合

エンジェルカラーバンビアーモンドのパッケージの表と裏の写真

こちらの商品は、エンジェルカラーのバンビシリーズのアーモンドという商品なのですが、パッケージ裏の通り「販売名」としては「エンジェルカラー」となっています。

  • バンビシリーズ
  • アーモンド

というのは別につけらている「愛称」というわけですね。

エンジェルカラーのようなレンズの種類が20種類以上もある大きなブランドの商品となると個々のレンズ/カラーを「シリーズ」で認識したいし、レンズは「アーモンド」のようなカラー名で個別に認識したいので、このような名称をつけるのは当然、ユーザーのことを考えると妥当だと思います。

ワンデーアキュビューディファインモイストの場合

ワンデーアキュビューディファインモイストのパッケージの表と裏の画像

こちらは、クリアレンズでも有名なワンデーアキュビューのカラコン(サークルレンズ)のワンデーアキュビューディファイン ナチュラルシャインというレンズです。いわゆる「ディファイン」ってやつですね。

最近、「ディファイン」はリニューアルしてワンデーアキュビューディファインモイストになりましたので、販売名は「ワンデーアキュビューディファインモイスト」です。しかし、パッケージの表には、モイストとは一切書いておらず「1-DAY ACUVUE define」「NATURAL SHINE」と書いてありますね。

目に潤いを与えるモイスト成分が入り、製品仕様が変わったので、国に新しい医療機器として申請・承認を取った名称が「ワンデーアキュビューディファインモイスト」というわけですが、細かい成分が変わったからといって表現を変えるとユーザーに混乱を与えるので、ブランドとしては引き続き「ワンデーアキュビューディファイン」という表現をしたいということパッケージから伝わってきますね。

また、「ディファイン」もレンズ名(カラー名)は以下の三つあります。

商品サイトではレンズ名とは別にオシャレな使用している色の名前が併記されており、非常になんとも言えない感じではありますが、なんとなくメーカーがいろんな表現でファッション性を訴求しているということが伝わってきますね。

ブランドイメージにあった名称をつけたい

二つの例からお分かりの通り、成分の変更・仕様別に識別するために作られた販売名とは別の次元で、商品としてのコンセプト/表現方法を行いユーザーとコミュニケーションとるために、販売名は別の愛称があったほうが良いということになります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?まとめますとパッケージ表の名称とパッケージ裏の販売名の違いについては以下の通りのことを報告させてもらいました。

  • 販売名は、厚生労働省が管理している名称
  • パッケージ表の名称は、発売元がユーザーを意識したブランド名/レンズ名
  • カラコン業界独自の理由によって販売名とランド名/レンズ名が異なることがあるようだ
  • 理由の一つ目が、製造会社と販売会社が分かれていて別々に作業をしているため
  • 理由の二つ目が、カラコンは国の審査基準の規格別に管理される販売名とは別にレンズデザイン別に商品名を付けたりブランドイメージを保つ必要がある特殊な医療機器であるため

コンタクトレンズやカラコンについて気になっていることがあれば、是非、カラコンプレスのツイッターカラコンプレスのfacebookページで聞いてもらったり、Twitterで「#カラコン」などで呟いてみてください。各SNS上で返信したり、このように記事にして返信させて頂いたりしますのでー♪

この記事を書いた人
カラコン通販サイト店長
カラコン通販サイト店長カラコンおじさん
カラコン通販サイト「アイカラット」の店長をしています。コンタクトレンズ販売営業管理者。カラコンの存在を知ってから、ついつい女の子の眼をじっと見るようなクセがつきましたw 最近、好きなカラコンはレヴィアワンデーペールミラージュです。

公開日:  最終更新日:2017/05/16

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